小さく早く回す


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プロダクトマーケットフィットを達成できていないスタートアップは、限られた時間とリソースのなかで、主に4つのことを明確にさせる必要がある ー (1) コストパフォーマンスが良く、且つスケールさせることができるユーザー(顧客)獲得チャネル、(2) 適切なアクティベーションフロー、(3) 高い継続率を維持させるためのユーザー体験、そして、(4) 事業として成立させるためのビジネスモデルだ。資金が尽きる前にプロダクトマーケットフィットを達成するためには、”小さく早く” PDCAを回していく必要がある。ここでは、回転率を上げる方法をいくつか紹介する。

1つの数値にフォーカスする

改善する数値を1つに絞り込む。アクティベーションのコンバージョン率なのか?それとも継続率なのか?1つの数値にフォーカスを当てて、その他の数値は無視する。

開発の削減

開発のリリースを早める一番効果的な方法は、開発メンバーを増やすのではなく、開発する工数を減らすこと。今改善したい最重要KPIをメンバーのみんなに理解してもらい、今すぐ対応すべきこと、無駄な開発や、あとに回せる開発作業について徹底的に議論する。特に「検証のための開発」は、場合によっては開発をせずに人力で同じような機能や体験を演出できることもある。

頻度を高く、細かくリリースする

機能追加や改善のリリースに1ヶ月かけているとしたら、例えばそれを週に1度全4回のリリースに分けることができるかを考えてみる。小まめにリリースすることによって、どの部分がどの程度KPIに影響を与えるのかが見えやすくなる。

PDCAの “PLAN” を行う上での明確な優先順位付け、そして “DO” の短縮や削減が実現できれば、より小さく早く効率よくこのPDCAを回すことができるだろう。


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スタートアップのファーストラウンド


Simon Cunningham

最初の投資家選びは、非常に重要である。当然のことながら、出資者の中でも一番長く付き合う人となり、相性によって成長スピードを加速させる強い味方にも、減速させる要因にもなりえる。だから、スタートアップの将来を左右するといっても過言ではない最初の投資家選びは、非常に重要であり、そして難しい。投資家が持つさまざまな経験を、自分たちのスタートアップに活かすことができるのか。この判断が難しい。

そこで、僕が考える「最初の投資家」を選ぶときの重要なポイントを紹介しようと思う。

信頼:これこそが、最も重要なポイント。極端に聞こえるかもしれないが、これが当てはまらないのであれば、そもそもそ選ぶべきではない。お互いを信頼しあって、良いことも悪いことも共有できる関係であるべきだ。状況が悪くなっても、難しい決断をする時も、常にフェアであり、起業家や経営者をサポートする姿勢をなくさない投資家を選んでほしい。

レファレンス:ほかの起業家から、投資家のレファレンスを取ることを勧める。特に、上手くいかなかった時や、シビアな状況を経験した起業家から、そのような厳しい状況下で、その投資家がどういった対応をしたのかを確認すると良い。サポートをしてくれたのか、任せてくれたのか。それとも必要以上に干渉され、結果的に状況の改善の妨害となったことなどはなかったのか、などを聞いてみてほしい。

次のフェーズ:いつかの ”将来” ではなく、”現在” 活かすことができる経験、ノウハウ、ネットワークを持ち、また、次のフェーズ行けるように貢献してくれる投資家を選んでほしい。そんな投資家と出会うためには、今、自分に何が必要なのかを明確に理解する必要がある。プロダクト検証のガイダンスなのか?売り上げを伸ばす事なのか?事業戦略なのか?これがはっきりしていれば、最良の投資家と出会うことができるはずだ。

投資家を選ぶなかで迷いがあったり、良き出会いに恵まれていないと思う起業家がいたら、これら3つのことを考えて選んでみると良いと思う。もしも、「信頼はできても、活かすノウハウがないかもしれない投資家」と「信頼はできないけど活かせるノウハウがある投資家」のどちらかを選ばないといけない場合は、必ず「信頼」を優先して選んでほしい。


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スタートアップのイノベーションは一回きりじゃない


Boegh

“良い” スタートアップ と ”物凄く良い” スタートアップの大きな違いの1つは、イノベーションを起こしている数だ。起業家は、「イノベーションが起こるのは、始まりのフェーズだけだ」と勘違いしていることが多いが、生き残るために、そして市場を独占するためには、イノベーションを起こし続けないといけない。

自社サービスをディスラプトする。

「今自分たちが展開しているサービスを潰せるくらいの力がある新たなサービスやプロダクトは何か?」を常に自分たちに問いかけること。その結果、そのような脅威に繋がる新しいアイディアがあるのであれば、自ら先手を打ってそのサービスやプロダクトを作るべきなのかなど、戦略的な対抗策を早い段階で立てるべきだ。

さらに10倍。

「今のユーザー体験をさらに10倍良くする方法は何か?」さらなるユーザー体験の向上や改善を追求するべきである。

イノベーションはプロダクトだけではない。

イノベーションは、プロダクト以外にも、組織、ワークフロー、オペレーションなど様々なシーンで起こすことができる。業務をより効率化することによって、利益率やユーザー体験の向上につながる。

だから今、起業家のみんなに問いかけたい。

「最近、イノベーティブなことをしたか?」

その答えが「ノー」ならば、焦るべきだ。


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目線を高くする


OnInnovation

  “高い目標を設定して達成できてない人よりも、手の届きやすい目標を設定して、その目標を達成してしまう人の方が、人生損をする。”

起業家はもちろんのこと、人は、自分の目線をどんどん高くしていく努力をするべきだ。目線を高くすることによって、自分自身や自分の周り、そして会社にとっても様々なポジティブな効果をもたらすからだ。

周りの目線が上がる:自分の目線や、目標を高く設定することによって、チームメイトや部下をはじめとした自分の周りにいる人たちも、それに引っ張られて目線を高くしようと意識しはじめる。特に起業家は、会社の誰よりも高い目線を持ち、仲間のポテンシャルを引き出すために刺激を与え続けていく必要がある。

良い意味で焦る:高い目標を掲げることによって、その目標を達成するため、現状維持ではなく、さらなる高みを目指そうとする。これは、良い意味での「焦り」を感じさせる。自分自身や自分の物事への取り組み方を変えながら改善を続けていくことで、よりイノベーティブな発想を生み出せるきっかけに繋げていく。そして、時間の重要性をより強く感じて、効率の良い働きと成長を追求するようになる。

生きがいを感じる:大きな目標やビジョンを持って、チャレンジングな日々を過ごし、そして成長を実感することによって、モチベーションが上がり、より生きがいを感じられるようになる。目線を高くすることで、人はより幸せになれる。

目線の上げ方:目線の上げ方は人それぞれ。もともと目線が高い人もいれば、環境を変えたり、意識することで目線を上げていく人もいる。これは、自分にあったやり方を探すしかないが、僕がよく薦めるのはこんな方法だ。

  1. 環境を変える。自分より目線の高い人を近くに置くか、そういった人と定期的に話す機会を作る。大体その人物は、ある程度の成功を収めていて、ひとまわりもふたまわりも上をいく先輩のような存在だろう。
  2. 物事の振り返りや、将来的なの計画を立てる時に、「もっと大きなビジョンを考えられるんじゃないか?もっと高いところを目指せるんじゃないか?」と常に自分に問いかける。
  3. 上記2つを試してみてもうまくいかなければ、もしかすると考え過ぎているタイプなのかもしれない。但し、それは決して悪いことではない。「この社会、世の中に残したいものは何か?」「この世の中に、どんな価値を提供したいのか?」それを熟考した上で、今やろうとしていることや、やりたいことの整合性を確認してみて欲しい。

「目線は常に高く」を意識したほうが良い。自分の限界に挑戦し続けて、自分を変えて成長させることで、よりイノベーティブな発想が生まれる。そして、生きがいをもっと感じるようになるだろう。仮に、その高い目標に手が届かない状態が続いたとしても、すぐに達成できるような低い目標を掲げてしまうよりは、絶対に得られるものが大きいはずだ。


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僕がいま、16歳だったら。

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Alex Proimos

これからの世界は、今まで以上にたくさんの「機会」に出会うチャンスがある ー インターネット人口も30億人を超えて、様々な分野でイノベーションが加速していて、より簡単に世界を渡り、繫がることができ、より自由に自分の生き方を選択できる時代にいる。

そんな時代の中で、「僕がもし、今16歳だったら、この先に起こり得る機会を見据えて何を勉強して、どんな経験を積んでいくか」。今回は、このテーマで書いてみることにした。というのも、最近、大学に入る前後の学生から、進路やキャリアに関する相談依頼が増えているからだ。16歳といえば、そろそろ進路を決めて、大学に行くべきかそのまま就職するべきか、大学に行くとしたら何を勉強するか、そしでどんなキャリアを積んでいくかなどを考えても良い時期。実は僕の答えは毎回同じような内容になることが多くて、同じような悩みを持っているほかの学生の皆にとっても参考になればと思い、まとめてみることにした。
これはあくまでも僕の視点からの話しで、テクノロジー分野に偏っている面がある。もちろん、この他にも沢山の機会や選択肢はあるし、これが自分に合うかどうかは、読んでみたうえで自分で判断してもらえればと思う。

チャンス
チャンスは、いつ現れるか分からない。大学在学中かもしれないし、大学行く前に現れるかもしれない。でも、もっと後に大きなチャンスが現れる人がほとんどだろう。重要なことは、いつチャンスが現れた時にも、すぐに行動に移せるようなスキルを身につけて経験を積んでいくことだ。まずは、学ぶことに専念して、いろいろな人と出会える大学に行くことを勧めたい。

プログラミング
できるだけ若いうちに、プログラミングを学び実践経験を積むべき。世の中のほとんどの産業は、ソフトウェアによって動いているといっても過言ではない。ソフトウェアがまだ行き渡っていない分野も、全てとは言わずとも、いずれソフトウェアによって食いつくされる時代がくるだろう(ソフトウェアは世界を食い尽くしている)。そう考えた時、とてもシンプルかつ大胆な答えに聞こえるかもしれないが、時代を動かしていくためには、プログラミングができるのは圧倒的な武器となるはずだ。

組み合わせる専門学
プログラミングを学びつつ、もう1つの学問を専攻すると良い。 この組み合わせが、後に周囲との大きな優位性に繋がって、「機会を掴む」だけでなく「生み出す力」が備わる。僕が考える、今後多くの機会が生まれそうな分野としては、癌研究、遺伝子学、機械学習、ロボティクス、熱力学、量子物理学などと言ったハードサイエンスの分野。ハードサイエンスは、難しいコンセプトを理解し、学ぶ必要があるので、起業家にとって最も重要な要素の1つ「学ぶ力」を身に付けることができるのもメリットだ。実際、社会人になってからのほうが学校に在籍している時よりも学ぶことが多いので、若いうちにできるだけ学習能力を身につけておくと良い。

伝える力
今、自分が若い時に最も磨けば良かったと思うスキルが、「伝える力」。どれだけ良い考えやアイデアを持っていたとしても、それを周りの人に正確に伝えられなければ意味がない。「伝える力」は、人を巻き込む力と人を動かす力にもなるので、起業家やマネージャーには絶対的に必要な力だと思う。この力を養うには、イベント運営や部活、インターンシップなどを通して実践経験を積むと良い。

英語
グローバルの舞台で戦うためにも、海外との連携のチャンスを逃さないためにも、「英語力」が必要不可欠なのは、言うまでもない。できれば、海外留学をすると良い。自分が知らない場所や文化を学んで、その環境に適合していく経験は本当に貴重だ。世界を相手に関係づくりをしていくとき、言葉はもちろんのこと、相手の文化もよく知ることができれば、より親密な信頼関係を築くことができるだろう。

以上が、僕が高校卒業後の進路について悩んでいる学生に勧めていること。これらのスキル、知識と経験を得ることができれば、テクノロジーと時代の変化に適応することができ、また、大きな機会を得るチャンスを逃さず見つけて、モノにする力が備わっていくだろう。


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フォローアップの力

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starmanseries

初めて起業する時、多くの起業家は ”フォローアップの力” を軽視していることが多い。そもそも「フォローアップをする」というアクションに親しみがないのは何故だろうか?
それは、フォローアップをするということ自体が、事業の仕組み化やスケールに直接的に繋がっていないように見えるからなのだと思う。でも、実はこのアクションこそが、事業を急速に成長させるための重要なキーなのだ。今回は、特に重要といえる3つのフォローアップ方法を紹介したい。

誘導のフォローアップ:特にサービスやプロダクトを初めて出すとき、ユーザーの誘導が最適化されていないことから、使い方が分からずユーザーが迷ってしまうケースが多い。そういった事態に直面した時は、サービスの使い方をメールや電話で誘導すると良い。この手法は、かなり手間のかかる作業だが、ユーザーとのコミュニケーションを取ることで、UX上なにが分かりにくいのか、どこを改善すれば仕組み化された誘導フローを作り上げることができるのかが見えてくるようになる。

フィードバックのフォローアップ:サービスやプロダクトを使ってくれたユーザーには、たとえ利用回数が1度や2度であったとしても、連絡をして積極的にフィードバックを取りに行くべきだ。まず、初めて使ってくれたユーザーの体験で良かったことや悪かったことをヒアリングして、改善につなげていく。そして、2度目に戻ってきたユーザーに対しては、なぜ戻ってきたのかを聞くことによって、ユーザーが2度3度戻ってくるようにするための体験をどう提供するべきかが見えてくるようになる。

売り込みのフォローアップ:特に、企業がクライアントになるサービスは、売り込みをするきっかけを作ることが重要。サイトに登録してくれた企業に対して、サービスの説明や売り込みをする “きっかけ” を作ること。例えば、無料登録の仕組みを持たずに、初めからデモンストレーションや打ち合わせの申請しかできないようにするのも1つのテクニックである。

このように、一見手間がかかるだけでスケールには繋がらないように見える「フォローアップ」というアクションを大切にすることによって、サービスや事業全体の新たな改善ポイントを発見し、「良いユーザー体験」の定義ができるようになり、結果的に急速な成長につながっていくのだ。


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スタートアップアイデアの検証

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Jessica Lucia

起業のプロセスのなかで、アイデアを検証するプロセスはできるだけ効率よく、そして短期間で終えたい。なぜなら、このプロセスが長ければ長いほど、次のフェーズに行くことが難しくなってくるからだ。

利益を出せなければ、資金調達のハードルも高くなり、また、仲間や自分の自信もどんどんなくなっていく。そして、何より一番避けたい状況は、3ヶ月や半年をかけて開発した結果、そのアイデアにそこまで需要がないことや、ビジネスとして成り立たないという事実にたどり着いてしまうことだ。そこで今回は、アイデア検証を効率良く行うためのヒントや考え方のポイントを紹介したいと思う。

1つの課題 と 1人のペルソナ:アイデアを思い付いた時まずやることは、そのアイデアによって解決できる1つの課題と、それを最も必要としている人物のペルソナを定義すること。解決しようとする課題と、想定するターゲットユーザーの対象があまりに多すぎるスタートアップは、検証がスムーズに進まなくなるため、結果、結論にも辿りつきにくくなる。ここはまず、間違って直してを繰返しても良いので、とにかく考えて調べて、課題とペルソナを定義することに力を注いでみてほしい。

課題と現状をできるだけ把握する:定義したペルソナに当てはまる人に実際に会って、1つの課題についてできるだけヒアリングをする。そのとき、アイデアや課題に対するソリューション、プロダクトについては、あまり話をする必要はない。とにかくできるだけ「課題」を調査する。例えば、人はいつその課題を感じて、その課題を感じた時にとる行動は何なのか、それを解決するためにお金を払っているのか、などを聞く。そしてもう1つは、自分が設定したペルソナ人物像が最も課題意識が高く、アーリーアダプターとして適正なユーザーになるのかをヒアリングを通して確認する。

修正・再計算・再設計:ヒアリングや調査を行っている時や、プロダクトのベータ版をテストしている時に新しい発見や情報が入ったら【修正・再計算・再設計】を常に実行したほうが良い。ペルソナに変更があれば、市場規模を再計算する。課題に関する発見があれば、ソリューションの再設計をする。コンバージョン率やリテンション率などが見えてきたら、事業計画を修正する。

100億円:特に、VCからの資金調達を予定するのであれば、ある程度の規模や成長が見込める事業にしていく必要がある。VCによってその基準は異なるが、僕の場合は5年〜7年で売上100億円を達成する見込みがあるのかという点が重要な指標の1つになる。

20年:20年先にもその需要が存在するのか、ビジネスを成長させ続けることができるのかを考えて欲しい。起業家のビジョンは大きければ大きいほどそれを果たすために時間がかかる。会社が長期にわたり存在し成長し続けるためにも、狙っている市場は長く存在している必要がある。

リテンション:プロダクトやサービスのビジネスモデルに一番大きな影響を与えるKPIは、利用頻度と継続率。これらが高ければ高いほど、1人当たりから得る収益が低くてもビジネスは成り立つ。逆に低い場合は、1人当たりから得る収益を上げるかユーザー獲得コストをできるだけゼロに近づける必要がある。

以上が、アイデアを効率よく検証するためのヒントだ。ちなみに、この中で一番強調したいポイントは「修正・再計算・再設計」だ。アイデアやプロダクトを検証している期間は、事業計画や市場規模の再計算を毎日、または毎週行う必要がある。ユーザーのニーズがあることを確認できたとしても、そこにどれだけの需要があって、事業として成り立たせるだけの市場規模を持っているのかをできるだけ早い段階で確認しておきたい。


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起業家の振り返りと整理の時間

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Nathan Rupert Follow

初めての起業で陥りがちなワナの中でよくあるのが、「忙しい = 事業が進んでいる」と勘違いしてしまうこと。忙しくしているのは、ある意味居心地が良い。ハイペースでテンポよくTO DOを処理しているため、仕事をしている ”気分” になれる。また、実際は事業が成長していない時でも、忙しくしていることで「リソース不足なんだ」と言い訳もしやすくなる。

スタートアップにリソース不足は当たり前のこと。忙しいのも当たり前だ。だからこそ、時間を最大限に有効活用すること、そして最短で学び、多くを吸収することが重要だ。

そして、振り返りと整理の時間を定期的に設けて、以下のポイントを考える必要がある。

やりたかったことと、やったこと:今週やりたかったことは何か?今週の目標はなんだったのか?それらを全て実行できたのか?目標に対してどのぐらい達成することができたのか?できていないことがある場合、その理由を振り返り、今後の目標達成のために変えていける(変える必要のある)ことがあるかを考える。

自分の状態:エネルギーは十分あるか?体調は良いか? ― スポーツ選手と一緒で、健康であること、そしてエネルギーいっぱいの状態で働けるように自分自身を管理することが大事だ。運動、睡眠どちらの時間も作り、また、燃え尽きてしまわないように休むことも忘れてはいけない。

再計算:事業を進めていくにあたり、ユーザーや市場、事業そのものについてなど、学ぶ機会が多くある。この新たに得た知識、情報そして感覚は、どんどん既存の事業計画やモデルに反映させていくべきだ。結果、当初の計画を引き直すことになる可能性も十分あり得る。

勝った状態:中長期で見たときに、自分の会社の「勝った」状態とは、そして、その条件は何なのかを定義する。また、その状態にたどり着くためにするべきことは何かを考える。

上手くいったこと、いかなかったこと:今週実践したことのなかで、上手くいったこと、そして上手くいかなかったことは何か。新しい取り組みを続けていれば上手くいかないことも多くあるはず。小さな失敗をたくさんすることは経営の中で自然なこと。重要なのは、そこから得た学びを次に生かせるかどうかだ。

ビジョン:もう一度、改めて会社のビジョンについて、そして、そのビジョンに向かってまっすぐ進んでいるかを振り返ってみる。そのビジョンを達成するために、既存の事業やビジネスモデルに囚われることなく、イノベーションし続けられているかを考える。

次に実践する事こと:上記を全て考慮した上で、次の一週間で実践することを整理して、目標を設定する。

振り返りと整理の時間の取り方は、自分のライフスタイルに合う方法で行えば良い。週末数時間かけてカフェで行う人もいれば、早朝や夜中に行う人もいる。振り返り、整理、そして未来への戦略について考えることを定期的に習慣付けることができれば、より効果的な起業家になれる。


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スタートアップのアイディアはレッド・オーシャンから

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スタートアップを始めるきっかけとなるアイディアは、いろんな形で現れる。

自分自身が必要性を感じて「欲しい」と思ったことがきっかけになることもあれば、自身の経験からひらめいたり、トレンドを察知して発見することもある。今回紹介したいのは、分析を通してアイディアの機会を探す方法 ー レッド・オーシャンと思われる市場をブルー・オーシャンに変化させることができる「市場の再定義」の方法だ。

市場の再定義の方法は、主に3つあると思う。

テクニカルブレークスルー:1つ目は、従来よりさらに良い体験を現在の技術で提供することができるか、または、オペレーションコストを大幅に下げることができるか、だ。重要な指標としては、既存のソリューションより10倍以上の優れた体験を提供できるかがポイントになる
ここで有名な事例と言えるのは、Google。すでにレッド・オーシャンであった検索エンジン市場に参入したにも関わらず、優れたアルゴリズムで他とは比べものにならないサービスを提供し、この市場をブルー・オーシャンに再定義することに成功した。

特化する:eBayやCraigslistのような横に幅広く展開しているプラットフォームとは異なり、AirBnB、Uber、Starhubなどのように、「特化すること」によって、より探しやすく選びやすく、そして使いやすい優れた体験を提供できる。

プラットフォームシフト:ここ3年〜5年の間で起きたスマホシフトによって、多くの “機会” が生まれている。これは、よりユビキタスでパワフルなプラットフォームにシフトすることによって、今までリーチできていなかったユーザーに対してサービスを提供し、また、これまで以上に優れた体験を提供できるようになってきているからだ。例えば、Instagram、Uber、Instacart、Snapchatなどは、このスマホシフトから生み出せれている。

レッド・オーシャンであると思われる市場をブルー・オーシャンに再定義してみる、というのは、スタートアップのアイディアを見つける1つの方法になるかもしれない。だから、競合が多いということを理由に、その市場をレッド・オーシャンと定義付けて避けてはならない。逆に、競合が多いからこそ成功の機会が多くひそんでいるかもしれないからだ。
但し、これはあくまでもスタートポイントで、そこからのアイディア検証、事業分析、そして実現させていくための行動力など、そこから多くのアクションが求められることは忘れないでほしい。


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起業家を見極める時

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僕がシード期のスタートアップへの投資を検討する時は、ほとんど起業家自身を見ていることが多い。シード期のスタートアップは、まだプロダクト/マーケットフィットを達成しておらず、組織や仕組みもできていないケースが大半のため、シード期のスタートアップへの投資で最大のリスクは「プロダクト/マーケットフィットを達成できるのか?」になる。

だからこそ僕が重要視するのは、起業家自身となるわけだ。

見極めのポイントとしては、以下の要素を持っているかどうかを見るようにしている。

クリアな考え (Clarity of Thinking) – 起業と経営は、とにかく試行錯誤の繰り返しだ。「分析して、考えて、試す」これを幾度となく繰り返していく必要がある。そのためにも、分析する力、考える力、そしてその考えを整理する力が必要だ。何が起きて何を試して、今の考えに至ったのか、その考えを元に次に実行すべきことは何なのか。そして、その先にどういう未来を描こうとしているのかなどを起業家との話を通して確認していく。起業家が、それをいかに明確に伝えられるかを重要視する。

学習マシン (Learning Machines)以前のブログにも書いたことだが、起業家は常に新しい事を学んで、スキルを磨き続けないといけない。プロダクトマネージメント、マーケティング、採用、法務、組織づくりなど、学ぶべきことは尽きることがない。最初のミーティングから2回目そして3回目のミーティングの間でどのくらい学習して新しい知識を吸収できているか。人として、どのくらい成長できているかを確認している。

勇気 (Courage) – 難しい決断をする勇気、大きなビジョンや目標を掲げる勇気、失敗を恐れない勇気、ユーザーから直接フィードバックを求める勇気等、起業や経営にはとにかく勇気を求められる場面が多い。起業という重要な決断のタイミングはもちろんのこと、様々な事柄に対するアクションをいつ決心して、どのくらいのスピードで行動に移したか、そしてそれらの理由などをヒアリングするようにしている。

パッション (Passion) – パッションがないと長続きしない。今やってること、やろうとしていることに起業家自身がハマっているのかどうか。その情熱が僕にも感染するぐらい溢れているかどうかが大切な判断ポイントとなる。

反発力 (Resilience) – 人生においてガッカリする場面は多い。でも、起業家に求められるものはガッカリした後の立ち直るスピード、その失敗を熱に変えて加速させることできるかだ。過去に大きな失敗した経験はあるか、その時どういった行動を取ったのかを分析して、反発力があるかどうかを確認している。

プロダクト/マーケットフィット。
それを達成できるかどうかがシード期のスタートアップで一番重要だ。そのために僕達は起業家を見極める必要がある。上記に書かれているポイントが揃っている起業家は、それを達成できる可能性がかなり高い。そして将来的にもトップクラスの経営者に成長できるポテンシャルを持っていると言えると思う。


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