スタートアップはスピード重視

スタートアップにとって最大の武器はスピードである。柔軟性に加え、凄まじい決断力と、それを実行に移すための猛烈なエネルギーが不可欠だ。だからこそスタートアップは、スピードを最大化できるように構成していく必要があるのだと思う。

アンチ・ダイバーシティー

最近、グローバルな市場を狙うために多国籍な創業メンバーで構成するスタートアップをよく見かけるようになった。僕は、スタートアップはアンチ・ダイバーシティーの方が良いと思ってる。
特に創業初期の少人数(2〜3人)で運営しているスタートアップにとって、文化や言語の壁は決断するスピードを落とすので、そのような構成で創業はしない方が良い。もちろん、視点やスキルの多様性は創業メンバーに必要だが、何よりも重要なのは、価値観を統一し、最もコミュニケーションが取りやすい環境を作ることが望ましい。

最後は社長が決める

物事を決める時、メンバー同士で議論して考え抜くことは大切だ。ただ、メンバー全員の合意がないと何も決められないような民主的なやり方は、スタートアップにとって逆効果になると思う。みんなの意見が合わなかった時やデッドロックが起きた時に物事をどう決断するかは、あらかじめ創業メンバーの間で決めておく必要がある。

ミッション

「今、何が一番大事なのか」を常にメンバー全員が共通の認識を持つことで、優先順位の決め方や議論の仕方がより効率化される。Googleが掲げる「世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにすること」や、Facebookの「よりオープンに繋がれた世界をつくり、シェアすることで、人々に力を与えること」のようなミッションを会社で持つことをお勧めする。

スタートアップは、スピード力が重要。創業チームを組成する時や会社のポリシーを決める時はスピード重視で進めることだ。


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*image from Wikipedia