周りに誰を置くか

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“You’re The Average Of The Five People You Spend The Most Time With” ~ Jim Rohn
あなたが最も長く時を共にする5人の人間の平均が、”あなた” という存在だ。 
~ ジム・ローン

人のモチベーションや考え、自信は、周りの人や環境に大きく影響される。だからこそ、自分の周りにどういった人を置くかが非常に重要だ。

例えば起業する時。一緒に起業する仲間、メンター、そして投資家など、自分がこれから最も長い時間を共に過ごす人を選ぶ場面がある。そんな時、僕はこんな人たちを周りに置くことを勧めている。

自分より目線が高い人

その人と話をすることで、自分が持つ目標やビジョンがどんどん大きくなって、自分自身をもっと成長させたいと思うきっかけを与えてくれる人を置くと良い。なぜなら経営者には、目標を設定してくれる人がいない。自分の成長の上限は、自分自身で決めることが出来てしまう。

だらこそ、その目標が中途半端にならないように、会社の成長を止めないように、さらに上へ上へと挑戦する気持ちを与えてくれる人が必要である。

自分より努力してる人

きっとたくさんの起業家が人一倍の努力を経て起業し、経営者になっている。
でも、自分が一番努力してる環境にいることで、時には少しペースを落としても良いのではないかという誘惑に惑わされることがある。そんな時、自分より何十倍も努力している人が近くにいると、焦りを感じるし、もっと努力が必要であることを気付かせてくれる。

自分より頭が良い人

知識や専門性など、自分よりも頭が良い人に直接相談できる環境を作っておくのが良い。考えをまとめたり、構想した企画や戦略に欠点がないかを試すことができる。

自分より経験を持っている人

自分より経験豊かな起業家がメンターにいると、自分の企業経営に参考になることが多いだろう。ただ、会社というのはそれぞれがユニークであるため、他の会社で成功した事例がすべてそのまま自分の会社でも上手く行くとは限らない。実行に移すときは、きちんと考えて、選択することが必要だ。

自分よりネットワークが強い人

様々な業界に強いネットワークを持つ人が近くにいると、事業を展開する上で重要な繋がりをつくる手助けにもなる。たとえ自分の事業の分野とは異なる業界からのネットワークでも、そこから得た情報が新たなチャンスを生み出すこともある。

信頼とリスペクト

自分の周りに置く人たちに対して必ず必要なこと。それは信頼とリスペクトだ。そして、その人達も自分に対して同じように信頼とリスペクトしてもらう関係性であることが不可欠だ。そうでないとお互いが協力し合い助け合う最適な関係性を作ることが出来ない。どれだけ自分より優秀な人を見つけたとしても、信頼関係が欠けていたり、一方通行の関係性である場合は、自分の周囲に置くべきではない。

起業家としてだけでなく、人として、常に自分を成長させて自身の限界に挑戦し続けるのが生きる意味の1つなのではないかと思う。だから、「もっと良くしよう」「もっと頑張ろう」「もっと上を目指そう」と思わせるような人を身の回りに置いて欲しいし、自分もそうしたいと思っている。


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